足底腱膜炎

足底腱膜炎とは、足裏に度重なる負担がかかり続けることにより
足底腱膜の組織に変性をきたし発症すると言われています。
また年齢とともに組織が変性し起こることもあります。
踵に骨棘(こつきょく)と言われるものができてそれが足底腱膜炎
と関係があると言われていますが、近年の海外の研究ではそれとの
関係は無いと言われています。
どのような人が足底腱膜炎になるのか?

・生涯で成人の最大10%が罹患する。
・足底腱膜炎患者の83%は活動的な成人
・ランナー層と40〜60代の活動量が少なくBMIが高い層が最もなりやすい
・ランナーの有病率は4〜22%

若い人〜年配の人、よく動く人から動かない人
誰にでも起こりうるものです。

どんな症状?

・足をつくと足裏が痛い
・かかとの前あたりが痛い
・朝寝起きや、休憩後の一歩目が痛みが強く出る
・走ることができない
・痛むが引かず運動ができない

症状と原因と経過

足底腱膜炎の症状の多くは踵から土踏まずにかけての痛みがあることです。
この痛みは、初めの頃は起床時に足をついた瞬間や、運動の開始時などの動き始め
の際に感じることが多くあります。
この時に、症状に気づかなかったり、症状を軽く見て放置したままにしておくと
ほとんどの場合症状が徐々に悪化していきます。

時間経過とともに立ち仕事で長時間立っている時や、長時間歩行している時
階段の上り下りなど、足を使う動きが全般に痛み、さらにひどくなると足を
つかない状態でも足の指を動かしただけでも痛みを感じるようになります。

痛みがひどくなると歩けない程になり、踵付近に刺すような激しい痛みが
続くようになります。足底腱膜炎の症状を感じた場合は早急に対応することが
大切となります。

足底腱膜は運動時は勿論のこと、歩いたり走ったりと日常生活を過ごす上で
動きに対し衝撃を軽減させるクッションのような働きをしています。
足底腱膜があることにより日常生活の中で歩いたり走ったりという普通の動きができ
るので身体にとっても重要な組織と言えます。

足底腱膜炎の原因はふくらはぎにある

足底腱膜炎で足裏が痛いからと言って、痛みのある部分が原因だとは限りません。
痛みのある部分が原因であるならば一般的な対処法でよくなるはずです。
また炎症の起きている足底の筋肉に対する対処だけではその場しのぎになってしまいます。

足の裏にある筋肉と直接的に繋がりの深い部位はふくらはぎです。
様々なきっかけでふくらはぎに疲れが溜まり、筋肉が硬くなることで、連動して
いる足の裏の筋肉に負担が加わり痛みが出ます当院での足底筋膜炎へのアプローチ

当院では主な原因である『ふくらはぎ』の筋肉の硬さや疲労をとること
で改善へと促します。

とはいえ、ふくらはぎの硬さや疲労は、ふくらはぎが直接の原因でない
場合もたくさんあります。骨盤や臀部、手や肩甲骨まで様々なところが
きっかけでふくらはぎを硬くします。

当院では問診、触診、どのような動きで痛みが出るかなど詳しく、細かく
確認し、足裏だけでなく全体を見ることで最適な施術を行い、症状の改善
へと導きます。

また近年の研究で足底腱膜の変性した組織に対して、その方にあった適切
な運動療法を加えると変性した組織が良い状態に戻ってくるということが
わかりました。そのため、施術をしその方にあった運動療法のやり方を伝え
自宅で実践していただく形式を当院では取っております。

また施術で状態をよくするだけでなく必要に応じ日常面で足裏への負担を減らすため、
患者様一人ひとりにあった靴の提供も行っております。

当院は足底腱膜炎に対し①施術 ②運動療法 ③靴、インソール(必要に
応じて)の三段構えで対応しております。

足底腱膜炎でお困りの方は当院へお越しください。